施工面積と述べ床面積の違い!?坪単価って何?
◎施工面積と述べ床面積の違い!?
よく雑誌を見ていると工務店の使う言葉に施工面積という言葉が目に付きます。今回、雑誌、”チルチンびと”にはよく出てきます。
一見、床面積と思いますが、違います。
施工面積という決まった定義はありませんが、たとえば、バルコニーや小屋裏(ロフト)、吹き抜けの面積、軒の大きく出ている面積も含む場合があります。
それに対し、延べ床面積とは建築基準法上にも出てくる言葉で、定義が決まっています。一般に言っているロフト(天井高1.2m未満)やバルコニー、吹き抜けは延べ床面積には入りません。
細かい定義はいろいろありますが、延べ床面積は施工面積より少なくなります。
SHOKAN designのホームページには吹き抜けやバルコニーの面積は入っていない延べ床面積です。
◎坪単価ってなに?
これの定義もまちまちです。家の外を含まないで、家具や照明、設備費、設計費、消費税も含まないで表示する雑誌が多いです。凄いところはキッチンも抜いて表示してあります。
よく坪いくらぐらいで出来ますかと聞かれますが、定義があいまいなので答えるのに危惧します。
”チルチンびと32号”p79-80に坪単価55万円と紹介されていますが、施工面積で計算されていますので、総額から延べ床面積で割ると坪単価68万円となります。
また地域によって、同じ仕様の家でも値段が大きく変わります。東京が一番高く、地方になると安いです。それは駐車場代や家賃などが高いので人件費が高くなります。狭いところでの作業は小型ミキサー車でコンクリートを運びますので割高です。だいたい2割くらいの開きがありますので、金額の参考にするのなら同じ地域のもので比較してください。
ちなみに神奈川県の安価と言われているところや大手ハウスメーカーのとても安い坪単価のものでも、契約時には坪あたり55~60万円以上になっているそうです。
スイスでは家の単価を体積で表してます。それも空間部分ではなく、外壁の外面から基礎下まで入っています。これが一番公平かもしれませんね。